貸別荘とは? ~一度泊れば分かるホテルでは体験できない「非日常」~

そもそも貸別荘ってなに?
「一棟貸し宿泊施設」とも言われ、1日1組のみが完全貸切で宿泊できる施設。家族やグループ単位で宿泊できる一戸建の宿をさします。同じ空間で広々と過ごせることが貸別荘の最大の利点です。
ホテルのフロントなどの施設がなく、スタッフも滞在していない場合が多いので、極めてプライベート感が高い宿泊スタイルです。
実は1950年代にアメリカの別荘を所有している大家さんが自身の所有する物件を新聞に掲示し、貸し出した事から始まった歴史があるようです。
実際に初めて家族でプライベート利用してみた

宿泊地:熱海市の某別荘地
家族構成:私、妻、長女(高校生)、長男(小学生)
- クルマでそのまま貸別荘に乗りつけるので到着と同時に宿泊がスタートした感覚
- 対面のチェックインもなく、隠れ家に来た気分(なぜかソワソワする気分)
- ドアを開ける前のドキドキ感(不安感…)
- 宿泊施設用にリノベーションされており、自宅ではほぼ出来ない贅沢な設備と間取り
- 入室しそれぞれ自然とポジショニングが完了しており、貸別荘内の探検開始
- テレビ見てのんびり、備付の種類豊富な家電をいじってみたり、広いウッドデッキで解放感など
入室して30分だけでもこれだけの感覚があり、ホテルや旅館とはかなり異なる。
ホテル宿泊で私の家族構成でもほぼベッドで部屋が埋め尽くされます…(4人同部屋なので…)
それが当たり前と思っていた。もしくは2部屋に分かれるか、もっと大きな部屋があるホテルを探すか…いずれにせよ何かを犠牲にしなければならなかった。
その点「貸別荘」では通り一遍の1泊2食付きではなく、外食しようが、自炊しようが、ワインや酒類を持ち込もうが、バーベキューをしようが、自分たちのライフスタイルで自由に選べて、食事費用の節約にもつながったなと。やはり子どもはBBQ喜びますね!子どもにとっての非日常体験。
ホテルのスイートルーム(泊ったことはないですが)に匹敵するような広い部屋やテラス・フルキッチンなどが備わっている。しかも1棟での宿泊料金。4人で割ったらホテルと大差ない。大人数ならば格安の部類かと。 宿泊客によってさまざまな利用方法、楽しみ方がある宿泊スタイルなのかな。逆に知りたくなりますね(笑)
貸別荘の利用スタイル、メリット/デメリットを考察

【利用スタイル】
- グループ滞在
2,3家族、二世帯、女子会、同窓会、部活動等の合宿、会社のチーム会議など - ペットOKな貸別荘も結構多い ドッグラン付きなどの特徴も!
ペット飼っている友人に聞くとペット同伴可が少ない、選択肢がないと - 2,3泊はもちろん1週間、1か月などの長期滞在、移住検討中のお試し移住
基本的な家電がそろっており炊事・洗濯は全く問題なく、身の回り品だけでOK
個人的には…
遠征してゴルフ⇒貸別荘で出張シェフの料理に舌鼓しつつ反省飲み会+麻雀
⇒翌日ワンラウンドなど優雅に!?利用してみたい
【メリット】
- 貸別荘自体が増えてきて、温泉、サウナ、暖炉、BBQ、プチプール、ドッグランなど差別化設備
- 施設によっては最新(高級)家電を揃えており、新たな発見と体験
- テラスの向こうが同じ目線ですぐ「海」、山からの「眺望・絶景」など
- ロケーションから選ぶ楽しさ
- 長期滞在時、洗濯乾燥機等で予備用意不要、帰宅してからの洗濯地獄から解放される
- 無人チェックイン、チェックアウトで他人との接触がなく感染症等気にならない
- 立地にもよるが、ある程度騒いでも周りの目を気にせず滞在を満喫できる
- 基本的に家なので寝室も複数あり、生活空間としっかり分けられプライベートを確保
- 大人数で宿泊すれば一人当たりの宿泊料金を安く抑えられる
- 少人数であれば広い空間を優雅に使用することが出来る
【デメリット】
- 無人、スタッフがいない場合が多く、何かあった時の対処が難
- 食事は自ら用意や手配が基本
⇒宿泊した際、調味料関係が設置されておらずちょっと困りました… - 長期滞在の場合など日々の客室清掃がない
⇒ある程度自分で行う必要(浴槽、トイレ、LDKの掃除) - タオルやアメニティの追加などルームサービスで頼むことが出来ない
⇒タオルや歯ブラシ、パジャマなど余計に準備か設備の洗濯機活用 - 貸別荘などの旅館業や民泊は用途地域が制限されており、買い出しなど便が悪いことも
⇒しっかり事前リサーチ - 別荘地と呼ばれる場所の多くは山の中など…虫が嫌いな方は少々大変かも
まとめ
何となくですが、ホテル派の人はやはりホテルが落ち着くと思います。旅慣れた環境だからこそ精神的にも安心だからかと思う。ただ自分も周りも歳を取り、環境も変わり、趣味嗜好の変化によって旅行も変化すると思う。
新しい発見のためにはいつもと違う行動が必要。
気の合うメンバーと一度貸別荘を体験してみてほしい。
私は何度か体験してみましたが別荘ごとに特徴があり、オーナーの想いを感じました。
ホテルや旅館とは異なる楽しみ方がまだまだあるはずだと。
私たちもこれから貸別荘運営を始めますが、ぜひ宿泊された率直な感想、要望、そしてこんな利用したら楽しかった!など教えていただけると嬉しいです。
―現在2024年5月、7月、11月と3棟の貸別荘運営に向けて準備中―
また準備状況などこちらでお伝えしますので興味ありましたら訪問してください!
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是非コメントいただけますと嬉しいです!可能な限りお返事しますので…
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プロフィール////////////
吉井寛(YOSHII YUTAKA) 1977年5月生まれ
株式会社吉井企画 代表取締役
ジョンソン・エンド・ジョンソンの製薬部門など医薬情報担当者(MR)で営業畑23年。
転勤族:札幌・福岡・沖縄・東京・千葉・栃木・福島で生活
会社員時の不動産投資経験から仕組みを理解し、いつかはMEGA大家を夢見る。
45歳:突然の退職勧奨(クビ)となり、今後の人生について1年近く放浪。
不動産事業で「起業」を決意。
46歳:宿泊施設「貸別荘」を中心とした事業で起業
2024年中に3つの貸別荘スタート予定